蝋梅書屋
Wintersweet Den

日々思ったこと、作品に触れて考えたこと等の整理・備忘

No.81

バスタフェ真相を回想して
ネタバレ辛口

アダムしんどい以上にルカがケアされていなかったことに私は怒ってるのだと思う。
ジャンルが乙女ゲーム(多分)なぶん、ルカのことより「アダムしんどい」が前面に立ってる感じを受けた。それが余計に受け入れがたかったのかも。
そして私は自己防衛以外の殺人に厳しいのかもしれない……隠してしまったぶん、より情状酌量の余地なくないか?と思ってるふしがある(諸悪の根元はゾラですが……)
これはアダムに限らずシュウに対しても。
※月影猪口依存は好きだけどそれはそれとして情状酌量の余地なしと思ってるしそういう描かれ方なので受け入れられた

バスタフェで描かれる社会の汚さ・信用ならなさに疲れてしまった……という感想をfusetterに書いたけど、
リンボたちもまた、その信用ならない社会に甘んじた上で、強者として金稼いでる印象を受けてしまい、彼らやテウタに気持ちを乗せることができなかったというのが、バスタフェに対する総括かもしれない。

吐き出すほうが繰り返し考えない気がするので、この際書き出すと、時間遡行能力に対するテウタのスタンスもあまり得心が行かないまま真相を迎えてしまった。ただ、真相の内容が内容なので、皮肉な能力だな……とも今は思っている。

そもそも「何が正義かは自分が決める」という言葉が、『何が正か悪か決めづらい時代だが、それでも自分の外側に他者と共有すべき倫理は在るのではないか。少なくともその在る無しから他者と話し合い、模索し、葛藤し続けるべきではないか』と考える“私”とぶつかってしまったので、ホントにこれはライターとの思想的対立としかいいようがないのだろう。
私、近代社会において殺人はアウトだと思うから。畳む

雑記

■のから

月影の鎖とpkmnが大好き。好きなキャラを軸に乙女ゲーム的関係性を思索するのが好き。家族(二親等内)も大事。lit.link